3.11以後の話⑥: 不正選挙疑惑(その1)
- 2018/06/19
- 07:00
●不正選挙疑惑(その1)
J)私たちが日本を離れることにした理由の一つに、日本を選挙で変えることに希望を持てなくなっていたということがあると思う。
S)そうやねん。
どうも選挙結果が操作されてるんちゃうかって思うようになってな。
J)今でもそんなこと言うと陰謀論とか言われて毛嫌いされちゃうことが多いんだけど、もし選挙が不正に行われているとしたら、民主主義ってないも同然ということになるんだから、大きな問題だと思うのよね。
原発事故後に明らかになったのは、この国が原発は安全とか、コストが一番かからないとか言ってずっと国民を騙し続けてきたってこと。
それでいて、いざ事故が起きたら国民を避難させるどころか、もとの土地に戻そうとする。
国民の命よりも原発利権なのよね。そんな国を変えたいと思うようになっていったのね。
S)そのとおりや。
でも、期待した選挙はあまりにもひどい結果やった。
今この瞬間にもこの国を変えようとして活動してくれてる人たちがいてくれてはるけど、頑張っても頑張っても肝心なとこで逆の結果が出てくる気がするねん。
それって、頑張りが足りなかったからとか、国民が前よりも政治に無関心になったからとかいうよりも、もっと別の原因がある気がする。
大規模な不正選挙のシステムがあるんちゃうかっちゅうことや。
J)あなた不正選挙裁判にも参加したでしょ。
そのあたりについて話したらいいんじゃないかしら。
S)そうやな。
それを話すためには当時のオレの立ち位置から話さなあかんな。
オレは2012年12月の第46回衆院選では「日本未来の党」を支持しててん。
その少し前に小沢一郎のもとで「国民の生活が第一」ゆうのが結党されて支持してたんやけど、選挙公示直前に嘉田由紀子の「日本未来の党」に合流したから、それでな。
J)2012年の衆院選のときは私と息子は北海道に移住してたからよくわからないんだけど、確かに「未来の党」しかないと思ったわよね。
S)ウチは小選挙区は千葉4区やってんけど、地元には民主党の野田佳彦がいてたやろ。
そやけど、野田はその一年前の2011年12月に首相として、福島原発が「冷温停止状態」にあるゆうて、事故の「収束宣言」をしてたからな。そんなとんでもないもん、受け入れられるわけもないやん。
やっぱり国民の暮らしを考える上でも脱原発を考える上でも「国民の生活が第一」が解党合流した「未来の党」が一番信用できそうな気がしたんやな。
J)そのときに千葉4区で立った未来の党の候補者は三宅雪子氏だったわね。
S)そうや。
地元の人でなかったから野田と争うにはちょっと無理もあったと思うけどな。
でも、未来の党の人気はネットアンケートでは自民の比じゃなかったんやで。YahooでもWall Street Jounalでもな。
で、自分としても何かしたくて、せめてもと思って三宅雪子事務所に言うてな、三宅雪子のポスターを家の壁に貼らせてもろたんや。
J)あの選挙の当日はちょっと不思議だったわね。
Twitterに投票所に長蛇の列ができてるって写真付きの投稿が相次いでたじゃない。
だから投票者も多くてみんな原発問題に意識が向いてるんじゃないかって思ってたら、結果はすごく投票者が少なかったんじゃなかったっけ?
(参考)長蛇の列を報告するツイート:
https://matome.naver.jp/odai/2135563104794158401
S)そう。戦後最低の投票率という話やったで。
しかも、無効票がめちゃくちゃ多かったらしい。
それ、変やで。
考えてみ。戦後最低の投票率やで。
投票に行った人は、みんなが行かへんかった中わざわざ投票所に足運んだ意識の高い人や。そうやろ?
ところが、その彼らの中の多くが、せっかく行った投票所で、票として数えられへんような文字書いたり、白紙投票したりした、いう変わった人やったゆうことになる。
そんなことあるか?ふつー?
J)不自然な話よね。
S)しかも、その年の夏は代々木公園で17万人が集まった脱原発集会が開かれてたのに、脱原発を訴えてた候補者は軒並み落選した。
オレたちはそれまでにいろんな嘘に囲まれてることわかってきてたからな。
どうもこの選挙おかしいで、ゆう声がネットでは次々上がってきた。
J)選挙結果はどうだったんだっけ?
S)全国的には民主党は壊滅状態で230議席から57議席に減らして大幅減。あとで言うけどオレが支持してた未来の党は61議席が9議席にまで減ってしもた。代わりに自民党は119議席が294議席にまで増えて大勝やったん。ただ、野田は民主やったけど、千葉4区では自民も寄せ付けない圧勝やった。
J)つまり三宅雪子は落選したのよね。
S)そうや。
それで、選挙後に、三宅雪子の事務所の秘書の人が訪ねてきはってな、選挙戦の様子や敗因分析を教えてくれた。
J)どうだったの?
S)その人が話してくれたんは次のようなことやった。
・財務省の指示で大々的に未来の党潰しが行われて、露出が制限された。
・野田候補に票を回すようにという指示が財務省から出たという話を、選挙関係の人々から聞かされていた。あちこちから野田候補に票が上乗せされたようだ。創価学会の票、立正佼成会の票だった。
・創価学会と立正佼成会が野田候補を支持していることは、選挙活動で回った際に、それぞれから『私たちは今回は野田候補を応援しています』と言われて聞いた。
J)へえ!
もし、その人が言う通り財務省が票の誘導をしていたとすれば、それ自体が違反よね。
S)そのとおりや。
ただし、これが事実と証明されるためには創価学会と立正佼成会からの内部告発がないと難しいやろけどな。
それから、選管の時系列的な開票経過をグラフにしてみたら、不自然な経過が現れているねん。
(つづく)