S の ただ今ビサヤ語学習中(6):時制②
- 2018/04/26
- 08:00
時制②
今回は「未来に起こること」「過去に起こったこと」の表し方を紹介します。
【未来に起こること】
<基本例文1>
Mupuyo ko sa Dumaguete sunod tuig.
<日本語訳>
私は来年ドゥマゲテに住みます。
・発音のイメージは /むおぷおゆお こう さ どぅまげて すおのうd とういg/ です。
【未来の表し方】
・「mu+動詞」で未来を表します。
puyo「住む」ならmupuyoです。
・sunod /すおぬおd/ は「次の」という意味。tuig /とういg/ は「年」という意味。sunod tuigで「来年」という意味になります。
【過去に起こったこと】
<基本例文2>
Nipuyo ko sa Dumaguete sa miagi nga tuig.
<日本語訳>
私は去年ドゥマゲテに住んでいました。
・発音のイメージは /にぷおゆお こう さ どぅまげて さ みあぎ ん(g)あ とういg/ です。
【過去形の作り方】
・「ni+動詞」で過去形になります。
puyo「住む」ならnipuyoです。
・miagiは「この前の、昨…」という意味。ngaは母音で終わる形容詞を名詞に接続するときに使う接尾辞です。miagiは母音で終わっているのでngaが用いられています。nは舌を宙に浮かせた状態、gは発音しません。miagi ngaはmiagingとすることもできます。これはmaayong haponでmaayoがmaayongとなっているのと同じ理屈です。saは前置詞の役割をしています。
今回はちょっと時間が空いてしまいましたが前回に引き続き時制の表現を紹介しました。
ビサヤ語では動詞自体が活用するのではなく、動詞に接頭辞をつけることで時制を表していることがわかります。あとは、それに適切な時の副詞的表現を加えることで正確な表現となるわけです。