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田舎の郵便局と優しいフィリピン人


J)前回郵便局に足を運んでから1ヵ月経つし、そろそろまた郵便物を確認しに行こうか、と4月22日にバレンシアの郵便局に行ってきたわね。

S)そやな、今はバレンシアの郵便局は局員が一人だけで、午後はその人が配達にも行くから午前中しか開いてへんやろ。そやから午前中、しかも昼休みに入る前の10時40分ごろ郵便局に着いたで。

J)ところが、また貼り紙がしてあったのよね。『30分後に戻る』って!

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(フィリピンの郵便局PHILPOSTのバレンシア局 )

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(I'll be back in 30 minutes.の貼り紙)

S)せっかく時間見計らって出て来たのに、またおらへんかったわけや!そやけど、何時から30分後なのかわからへんやんか。それでとりあえず、マーケットで他の用事を済ませて20分後にまた郵便局に行ったけど、戻っとらへんかったな。

J)こういうところはフィリピンらしいというか、相変わらずのんびりしているよね。

S)田舎町ののんびりしたとこ好きではあるんやけど、さすがにのんびりしすぎやろ!

J)のんびりといえば、前回も話したけど、バランガイオフィスで書類作るにしても、なかなかこっちが求めているものができないしね。

S)ああ。この前というのはバランガイ証明書を作ってもらうのに、こっちが必要なあんたの氏名、性別、生年月日、生存証明の情報を入れてくれって頼んだのに、最初はすぐ作ってくれたけど、書式上必要な外国人が記入されてへんだけやなくて、こっちが求めてた肝心の性別と生年月日が入ってなくて、その修正を頼んだら、昼休みに入るから午後にまた来てね、というんで2回目に行ったら、やっぱり書式が変わるからバランガイキャプテンのサインが必要やから次回と言われて、日を変えて3回目に行ったらキャプテンのサインもあって性別も入ってたけど、今度は生年月日が入ってなくて、4回目に行って初めて欲しいものができたんやった。フィリピンでは1回で用事が済まへんことが多い気がするで。

J)一番目立つところ以外、細かいところに目がいかないみたいなのよね。私のフィリピンの運転免許なんか、去年更新したんだけど、あとで気づいたら国籍がフィリピンになっていたもの。

S)公的書類でその調子やから、印刷物の校正なんか任せられへんな。事務処理能力低すぎや!

J)あと、いつも思うんだけど、例えば誰かに一度に複数の質問しても、返ってくるのはどれかひとつだけったりすることって多いよね。

S)それな!それで息子も大学の事務方とのやりとりで苦労しとるわ。複数の質問したい時は一つずつ聞かんとあかんねん。

J)そんな感じだから、郵便局で郵便物をチェックしてもらっても安心できない気もするよね。だって、今回は結局、郵便局に翌日の9時過ぎに出直したけど、見つかった郵便物は日本の消印が4ヶ月以上前の12月付けの書類だけだったでしょう?たぶん2ヶ月前の書類が届いてると思ってたのにびっくりしたわ。もしかしたらチェック漏れか、他の地域の棚に紛れてるんじゃないかって疑っちゃうのよね。

S)そやな。いくら何でも4ヵ月はかかり過ぎや。

J)思い出すと他にもいろいろありそうだけど、ちょっとフィリピン人をディスるみたいになっちゃったね。でも、いいところもたくさんあるよね。

S)そやそや。ええとこの話しよ!ちっと悪口言いすぎてしもたわ。

J)この前もお米屋さんでお米を買ったら、袋に穴が空いてしまってお米がこぼれ始めて大変だったのよね。そしたら近くを通った人がすぐに助けてくれたのよね。

S)あ、あの時な。オレが米屋に新しい袋もらいに行っている間に、あんたが荷物ぎょうさん抱えながら米をこれ以上こぼさんように必死に抑えていたら、あんたの荷物をサッと持って手伝ってくれた人がおったんやろ?

J)そうなの。助かったわよ~。あと、いつだったかあなたとバイク2人乗りしていて、曲がり角でバランス崩して倒れちゃったじゃない。そしたらあの時もすぐに複数の人が集まって来て、みんなで助けてくれたわよね。

S)他にもペディキャブがゴツゴツのじゃりの坂道をうまく上がれず困っていたら、何人もの人があちこちからやってきて、みんなで押してたなぁ。

J)ああいうことって日本ではあまりないよね。困っている人を見たら、反射神経的にみんなで助けてくれる。

S)お金がなくて病院で必要な検査や手術が受けられないときは診断書だけもらって寄付を求めて町を歩いて回るやんか。そしたら結構な人が支援してるんや。病院は高いからああでもせえへんと治療も続けられへん人が多いんや。

J)街中でお金を欲しいって手を出す人や、道端で空き缶を置いてお布施をもらおうとしている人にも、いやがらずに小銭を渡す光景も多いよね。

S)相互扶助を意味する「バヤニハン」という言葉があるけど、まさに「バヤニハン」の精神やな。

J)そういえば、私たちもパンデミックのときに外国人の私たちにも食糧の現物支給もらったじゃない。あの時もらったモンゴ豆がきっかけで私たちは時々モンゴスープを作るようになったわ。あと、10キロのお米をもらったのも嬉しかったわ。あのお米が美味しかったから今ではもっぱらそれにしてるよね。

S)それもバヤニハンやな。家族や親戚を大事にして助け合うところもええと思うで。子供を大切にするし、高齢者もすごく大切にしてる。日本やったら「老害」とかゆうて忌み嫌われるとこや。

J)貧しい家庭でも子供をたくさん産んでて育てていけるのはそういう助け合いがあるからかもね。

S)それはホンマ、フィリピンのええとこや。日本は核家族化が進んで身内の助け合いさえ危うい感じがするけど、フィリピンは日本と同じ道は辿らん方がええと思うんや。

J)伝統的な家族や地域のつながりを大切にする伝統は保ってほしいわ。

S)そやな。でもまあ、事務処理能力だけは向上させてほしいけどな(笑)






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ドゥマゲテ・レポート

Author:ドゥマゲテ・レポート
3.11以降、色々なことに気づき始めた私たち...
このまま、何事もなかったかのような毎日を過ごしていて良いのだろうか?悩んだ末に、千葉県から北海道に引越し、2017.7思いきってフィリピンに引越ししてきました。北海道に引越しした時も、フィリピンに引越ししても同じように考えている人って居るものです。そして仲間は多ければ多いほど協力して過ごしやすくなるものです。海外で暮らしてみたい人、なかなか思ったように一歩を踏み出せない人に、どうやって私たちが引っ越して来たか、私たちでわかる範囲のこと、特にドゥマゲテとその周辺の情報を発信していきたいと思っています。(J)

J の夫です。2019年3月にドゥマゲテから隣町のバレンシアに引っ越しましたが、ドゥマゲテ周辺ということでブログのタイトルは当面「ドゥマゲテ・レポート」のままでいきます。よろしくお願いします。(S)

*イメージはドゥマゲテから望むタリニス(Talinis)山の夕景です。
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