コメント
No title
初めてコメントします。
フィリピンの言語環境はずいぶん複雑な感じがしますね。公用語の「フィリピノ語」がタガログ語に他の地域の言葉も取り入れて形成されているということは,政府が現在の「フィリピノ語」を作ったということでしょうか。この言葉を実際に使用している人たちはいるのでしょうか。質問ばかりですみません。ちょっと興味があったもので。
フィリピンの言語環境はずいぶん複雑な感じがしますね。公用語の「フィリピノ語」がタガログ語に他の地域の言葉も取り入れて形成されているということは,政府が現在の「フィリピノ語」を作ったということでしょうか。この言葉を実際に使用している人たちはいるのでしょうか。質問ばかりですみません。ちょっと興味があったもので。
Re: No title
コメントありがとうございます。「フィリピノ語」ができた経緯を見ると、政府が憲法に基づいて作成を推進し、まだ進化中であることがわかります。
・1930年代(1936と1937)にフィリピン議会設置の研究所によってタガログと英語がフリピンの公用語のベースとして選ばれる。
・1961年にこれがPilipino(ピリピノ)と名付けられる。
・1973年の新憲法と1976年設置の修正条項に基づき、PilipinoをFilipino(フィリピノ)に置き換えることが決定。
この変更は名称に本来のタガログにはない f の発音を導入したということのようですが、それだけでなく、タガログ以外のフィリピンの言語も含めるという新しい展開を意味していたようです。それは憲法の指示を実現するためです。
フィリピノ語はいまだに広い意味ではタガログ色が強いようで、それ自体憲法違反じゃないかという問題もあり、今後も進化させていく必要があるようですが、それでもタガログを話す人々から言わせればこれはタガログではないという語彙や表現も含まれているようです。
こうして見るとフィリピノ語は政府主導で作り出された言語ですが、それを実際に使用する言語とし、学校教育にも用いるべしと憲法に規定されているので、机上の人工語ではないとのこと。実際、ここビサヤ語圏でも他の言語圏出身の人々とのコミュニケーションに使われているようです。しかし、人工言語が実用言語として生きているのはちょっと驚きですね。
・1930年代(1936と1937)にフィリピン議会設置の研究所によってタガログと英語がフリピンの公用語のベースとして選ばれる。
・1961年にこれがPilipino(ピリピノ)と名付けられる。
・1973年の新憲法と1976年設置の修正条項に基づき、PilipinoをFilipino(フィリピノ)に置き換えることが決定。
この変更は名称に本来のタガログにはない f の発音を導入したということのようですが、それだけでなく、タガログ以外のフィリピンの言語も含めるという新しい展開を意味していたようです。それは憲法の指示を実現するためです。
フィリピノ語はいまだに広い意味ではタガログ色が強いようで、それ自体憲法違反じゃないかという問題もあり、今後も進化させていく必要があるようですが、それでもタガログを話す人々から言わせればこれはタガログではないという語彙や表現も含まれているようです。
こうして見るとフィリピノ語は政府主導で作り出された言語ですが、それを実際に使用する言語とし、学校教育にも用いるべしと憲法に規定されているので、机上の人工語ではないとのこと。実際、ここビサヤ語圏でも他の言語圏出身の人々とのコミュニケーションに使われているようです。しかし、人工言語が実用言語として生きているのはちょっと驚きですね。
No title
ご回答,ありがとうございます。
公用語の成り立ちも実に様々なのですね。また,仰るように,「人工言語が実用言語として生きているのは」私も驚きです。
公用語の成り立ちも実に様々なのですね。また,仰るように,「人工言語が実用言語として生きているのは」私も驚きです。
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