ドゥマゲテからボホール島への旅 ①
- 2018/02/24
- 08:00
2017年11月、息子の学校の前期終了休みを利用し、お隣のボホール島にプチ旅行に行った。
J)1週間前に思い立ってボホールに行くことを決めたのよね。
S)ああ。それからネットでホテル決めて、ドゥマゲテの港に行ってボホール島行きの船のチケットを買うたんや。
J)数日前に行って、ボホール島のタクビララン行きの高速船「オーシャンジェット」のエコノミーを往復で予約したのよね。
S)そうや。全席指定やけど、座席番号は当日決まるねん。窓側に2席ずつあって、真ん中の席は6人位座れるようになってたな。
J)チケット売り場がちょっとわかりにくくなかった?
S)まあ、そうやね。
シキホール島とセブシティー行きは港の入り口のすぐ正面にあるからわかりやすいねんけど、ボホール行きは道が違うねん。港の前の建物の中の薄暗い通路通った先にあるんやけど、あそこらへんで働く人のためのミニ食堂横丁みたいやったな。
J)当日、港に着いたら丁寧に案内されたね。
ターミナルフィーはこっち、荷物預けるのはこっちって。
あまりに丁寧だったから案内料取られるかとハラハラしたわ。
S)乗船までにかかった費用はどれくらいやったか記録あるんかな?
J)ええと、アパートの近くから港までのトライシクル代がスーツケース2つと私たち3人分で40ペソ。港のターミナルフィーは一人当たり15ペソ×3人=45ペソ、荷物預け代2つで140ペソ、
乗船チケット往復一人当たり1,400ペソ×3人=4,200ペソね。

ドゥマゲテ〜タグビラランを結ぶ高速船 OCEANJET
S)あの船、速いしほとんど揺れもせえへんでごっつ快適やったわ。だいたい1時間50分の旅や。
ちょうど昼ごろ着く船やったから、時間の節約ってことでサンドイッチ持って行って船の中で食べたよな。
J)私は真ん中のブロックの座席に座ったけど、座席の背もたれ部分がポケットになっていて、後ろの人がポケットからの物を出し入れするたびに、背中を触られる感じがしてちょっと落ち着かなかったなぁ。
S)そうなん?ま、そこはエコノミーやからガマンせんとな。

OCEANJETのエコノミー席
J)船が着いたら、預けた荷物受け取ってから出口に向かったけれど、そこにツアー案内の人が、待ってましたとばかりたくさん来ていたわね。勧誘合戦って感じだったわ。
S)ツアーをアレンジしてもらおうと思て、目と目が合った人んとこにとりあえず行って交渉開始や。
J)自分たちのわがままがきく運転手つき貸し切りプランにしたのよね。
S)いろいろ勧められたけど、忙しいのいややから単純なプランにしてもろたな。
ほんまはロボック川のランチクルーズも行ってみたかったけど、なんせウチらは食事済ませてたしなぁ。あと、バギー乗らへんかとか、ジップライン(ロープに繋がれて谷を渡るアトラクション)はどないや?とか聞かれたけど、結局、チョコレートヒルズとターシャ見学後にホテルまで送ってもらうプランだけにして、粘りに粘って3,000ペソを2,500ペソにしてもろたんや。交渉が大事やな。

ツアーの車で運転手が見せた案内書き
上中央がバギー、下段の左から2つ目がロボック川ランチクルーズ、その右隣がジップライン、その右がターシャ
J)もう少し小さい車かと思いきや、4列シートの新しいバンで、3人で乗るのはもったいない位だったわ。
ただし、2,500ペソの中に行き先の入場料金は含まれていないので、そこは要注意!
だけど、車の中にスーツケースを置いて見学できるので楽だったよね。
2,500ペソの料金も最後に支払うことになっていたので、スーツケースを乗せたまま運転手が居なくなるってことも考えにくいし、その点は安心だったね。
港から1時間近くかかったかな?まずはチョコレートヒルズに到着!
S)そやな、チョコレートヒルズは長い階段を登った先からの見学やから、行くときはなるべく身軽に行った方がええで。見学料金は3人分で150ペソと駐車料金がいくらかかかったな。

展望台への長い階段
J)あの景色は圧巻だったわねえ〜。不思議な光景だったわ。
S)丸い頂上の山と円錐形の山がずーっと遠くまで続いてるんやな。
日本で名付けたらきっと「飯盛山の大群」とかになったんちゃうか。
うちらが見たときは全然チョコレートの感じせえへんかったけどな。
J)あれは山が石灰でできていて、栄養がないから短い草しか生えないのよね。
S)そう、雨で浸食されて不思議な形になったらしいんやけど、雨の少ない暑い季節、こっちの夏(4月〜6月??)になったら草が枯れて茶色くチョコみたいに見えるゆうてたな。
日本やったら絶対チョコレート山のお土産とか売ってたやろけど、そういうのはなかったなあ。
商売下手やなあ。

チョコレートヒルズ
J)運転手さん、観光案内もできるのよね。いろいろ説明してくれていたのはわかったけど、私は英語ができないから全然わからなかったわ。
S)あれ〜、ときどき通訳したやんかぁ〜。
J)まあ、時々ね〜。
S)かなわんなあ。
あの兄ちゃん、チョコレートヒルズの生い立ちとか、ターシャについてかなり専門的なこと説明してくれはったんやで。
J)チョコレートヒルズのあとにターシャ見に行ったのよね。
S)見学料は3人で170ペソやった。本来はフィリピン人やないと学割効かへんらしいんやけど、運転手さんのヘルプのおかげで息子の分を学割で買えたんはよかったわ〜。
J)中に入ると道順に沿って歩いて行けるようになっていたわね。
S)そうそう。ちゃんと観光用になってるねん。要所要所に係りの人が立ってはって、「ここにいるで〜」って教えてくれるんや。あ、もちろん関西弁ちゃうで〜(笑)
J)全部で12〜15匹位は見たかしらね?夜行性だから私たちが行った時はほとんど寝ていたけど、手のひらサイズで可愛かったわね。観光客が近づくと目を開けるターシャもいて、うるさくしてごめんなさい、って感じだったわ。
S)あれは小さい猿にみえるけど、人間に近いとこあるんやて。四本足では歩かへんて運転手の兄ちゃんは言うてたな。二本足で立つんやけど、移動する時はジャンプするんやて。それから、人間と同じで精神的なストレスに弱いんやて。ストレス強すぎるとそれだけで死んでしまうらしいねん。いろんな人がすぐ近くまで見に来るからちょっとかわいそうな気もしたで。
J)野生のターシャもいるんでしょ?
S)そう。そこに行く途中の山に野生のターシャも生息してるっていう話やった。

ターシャ 騒音に目を覚ましてしまった
J)そのあと、予約していたパングラオ島のホテルへ向かったのよね。
でも、そこからが大変だったのよね〜。トラベルサイトで「キャンセル不可」になっていたホテルなのに、逆にホテルからキャンセルされたみたいだった!
ビキニビーチにある「Pearl Resort」ってホテル。今でも検索すると出てくるので要注意ですよ〜!
S)おっと、またいきなり誰か知らん人に話し始めたな〜。
まあ、今となってはスリリングな思い出やけど、あのときはホンマ焦ったで。
何があったか言うたら、そのホテルに到着しても人がおる気配ないねん。
声かけても誰も答えへんし、電気も付いてなかったし。
運転手もさすがにマジ心配顔になってしもて、「This is a problem.」ゆうて一生懸命声かけてくれたりしたけど結局無駄やった。
なんか不気味やったなあ。で、ワーどないしょ〜ってなった。
J)そうね。周りは暗くなってくるし、結局そこはあきらめて、どうなるか不安な思いでいたら、その運転手さんが機転を利かせてくれたのよね!
S)そうそう。料金言ったら同じくらいの料金のホテル紹介してくれたもんなあ。
それが雰囲気もええし、料金的にも二重丸やった。
かえって良いホテル紹介してくれて助かったなあ〜。
J)チップ200ペソ渡したわね。お義理じゃなくて本気の感謝のチップよ。だから、払ったのは料金の2,500ペソと合わせて2,700ペソってことね。
S)俺ら、それで翌日のアイランドホッピングのツアーも運転手さんの知人に頼むことにしたで〜。いざっちゅうときに助けてくれる人は信用するわな。人にはやさしくするもんやなあ。
J)そうよね〜。見習わなきゃね。
↓私たちが宿泊したのはこちら。(ちなみに初めのホテルは当然ペナルティーなしでこちらから当日キャンセルできました)

PANGLAO GRANDE BEACH RESORTから望む朝日

PANGLAO GRANDE BEACH RESORTのバンガロー

PANGLAO GRANDE BEACH RESORTの連絡先と料金表
直接電話で予約するとこの料金になるらしい
(「ドゥマゲテ からボホール島への旅 ②」へ続く〜)