雨、雨、雨
- 2023/02/18
- 08:00
J)フィリピンの季節って、乾季と雨季で乾季は12月から5月、雨季は6月から11月って話だったよね。
S)そやな。そのはずやった。
J)今年はどうなっているの~?ってくらい雨季、長くない?
S)そやな、確かに。
J)いつもなら、一番過ごしやすい季節のはずなのに、ほとんど毎日雨だよね。
S)気温も低くて過ごしやすいのはええんやけど、フィリピンやないみたいやな。
J)元々は1、2月は雨も少なくて、気温もそこまで高くなくて、一年で一番過ごしやすい季節で3月末頃から暑さが厳しくなって4月、5月は最高に暑いから、フィリピンは夏休みになって、6月から新学期が始まるってパターンだと思っていたのだけど。
S)そやったなあ。コロナ騒動が起こるまではな。
J)2020年の夏休みが7月まで伸びて、大学なんかは8月からオンライン授業になって、それから以前と比べて2カ月ずつずれるようになったのよね。夏休みも6、7月になって。
あれ?ひょっとしてその夏休みに合わせて一番暑い季節も4、5月から6、7月にずれたのかしら?
S)そんなことあるわけないやろ?
J)そうよね。でも雨が長引いているせいか、色々困ったことが起きているわね。
S)あちこちで、いろんな種類のアリが家の中に避難しようとしていることやな。
J)テラスにあるよっちゃんの水入れをどけたらアリがいっぱいいたんでしょ?
S)そんなんは序の口や、1階のトイレの窓に茶色の何かが増えてきて、あれはなんやろ?ってよく見たらアリのお墓やったんや。仲間の死骸が雨に流されんように高い位置にあるトイレの窓まで運んでいたんやで。意外にもアリって仲間思いなんやと思ったで。
J)キッチンの壁には1ミリに満たないような小さな転々があって、よく見たらアリの行列だった。
S)トイレの窓には日本から送ってもらったアリメツっていう毒エサ置いたけど、巣ごと全滅するのにはまだ足りんかったようで、いつの間にか空っぽになって、おかわりくれって、まだアリがやってきてたで。フィリピンはアリまで大所帯なんやな。
J)毒エサのおかわり要求なんて、フィリピンのアリ、おそるべし。その大所帯ごと引っ越しすることもあるよね。
S)そうそう、あれはオレらがフィリピンに来た初めの頃のドゥマゲテのアパートやったな。
J)卵を抱えたアリが3階のベランダまで電線を伝って登ってきたんだからビックリしたわ。
S)使ってなかった電気関係のケースにどんどん入っていくねん。結局、殺虫剤撒いてからそのケースごと隣の空き地にほかしたけど、何でそんなことになったか考えてみたら、その頃激しい雨が続いてたことに思い当たったんや。多分巣が水浸しになって卵を守るために巣の引っ越ししてたんやな。
J)今私たちが住んでるところはいろんな種類のアリがたくさんいるのよね。だから引っ越しとか避難があっても全然おかしくないわね。今のところ卵を抱えて家に入ってくることはないけど、今後あるかもしれないね。
S)卵を抱えて移動してるアリな、庭では見かけたで。
J)えー、ホント?じゃあ、本当に用心しないと!
S)いくらアリメツやってもアリの巣はあちこちにあるやろからキリないで。せめて家の中に入らへん工夫ができひんもんやろか?
J)何かチョークみたいなもので線を引くとそこから先にアリが来ないという製品もあるらしいよ。
S)結界を張るみたいな感じやな。早速調べてみよ。
J)…ってことで、今日ドゥマゲテまで行ってきたのよね。
S)実はそうや。こんなんや。まだ使ってへんけど。

J)日本にあるかどうか調べたけど、日本では売っていないみたい。
S)そうやなあ。
J)チョークは見つからなかったけれど、アリメツを広告に出しとくわね!
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