日本風カレーライスをフィリピンの田舎で作る
- 2022/09/30
- 08:00
J)長いこと海外で暮らしていると、時々は慣れ親しんだ日本のものが食べたくなるよね。
S)そうやな。ドゥマゲテでも日本のものは少しは手に入るんやけど、どうしても値段は張るし、産地によってはオレらが気にする放射能汚染の懸念もあるしで、なかなか買われへんことが多いねん。
J)カレーのルーもその一つね。こっちで売ってるルーは製造所固有記号を見ると私たちにしてみればあまり買いたいと思えないのよ。
S)日本におったときはスーパーで買い物するときもよう調べてたなあ。野菜なら産地、工場製品なら製造所固有記号な。めんどくさかったで。
J)だから時間がかかったのよね。でも、移住してからはほとんどそういうこと気にしなくなったね。
S)まあ、野菜とかは中国からの輸入品以外はたいていこっちで採れたもんやしな。ただ、スーパーの日本製品コーナーだけは別や。かならず調べるで。気にせえへん人からしたら何やってるねん?ってとこかもしれへんけど。
J)でも、肝心の製造所の場所にシールが貼ってあって見れないことも多いのよ。で、面倒だから、カレーのルーはいろんなレシピを参考にしながらスパイスを組み合わせて自分で作るようになったのよね。
S)そやな。けっこうあんたのレシピ、気に入ってるで。
J)ありがとう。色々参考にしながらもオリジナルの改良も加えて、日本のカレー・ルーに近いものにしたつもりなの。今日は、それを「わが家の日本風カレーライス」として紹介しょうと思うのだけど、どうかしら?
S)ええやん。ちょっとタイトルが長い気がするけど、まあええか。
J)ちょっとね。フィリピン暮らしを始めた人がこれを参考に、またオリジナルのものを作って行ってくれたら嬉しいな。
『わが家の日本風カレーライス』(4人前)
〈材料〉
・豚肉 : 200g
・シリ(=赤唐辛子) (小) : 1〜2本(日本で見るものなら1本で十分)
・にんにく:2かけ
・生姜:1かけ
・油 : 適量
・じゃがいも : 3個
・紫玉ねぎ : 4〜5個(日本の白い玉ねぎなら1〜2個)
・人参 : 1本(100g位)
・小麦粉 : 大さじ2〜3
・バター : 15〜20g
・トマト : 50g
・トマトソース : 250cc
(トマトとトマトソースは合わせて300cc位になれば良い)
・プレーンヨーグルト : 大さじ4
・カレー粉 : 大さじ2〜3
・塩 : 少々
・こしょう : 少々
・オールスパイス : 少々
・クミン : 少々
・水 : 600cc
・チキンコンソメ : 1個(フィリピンのコンソメは29ミリ×24ミリ位なので、日本の物で作る時は加減して)
・ポークコンソメ : 0.5個( 〃 〃 )
・ソース(なくても可) : 少々
・インスタントコーヒー : 小さじ2
・カカオタブレット : 2かけ
・醤油 : 少々
・砂糖又はハチミツ : 少々
〈作り方〉
1.にんにく、生姜は荒ミジン切り。玉ねぎはくし切り、人参、じゃがいも、トマトは一口大に切る。
2.フライパンに油を熱し、一口大に切った豚肉を炒める。炒めたら皿に取っておく。

3.同じフライパンに油を少し足して、にんにく、生姜、シリを炒め、香りが出て来たら玉ねぎ、人参を入れて更に炒める。
4.玉ねぎや人参に火が通って来たら、カレー粉、塩、こしょう、オールスパイス、クミンを入れる。
5.シリを取り出す(より辛い味にしたい人は入れたままでもOK)
6.バター、小麦粉をいれ、更にいため、小麦粉の白色がわからなくなったら、鍋に移す。



7.鍋に水、コンソメ2種を入れ煮る。(とろみが付いているので焦げ付かないように)

8.トマト、トマトソース、じゃがいも、プレーンヨーグルトを入れる。

(↑フィリピンではトマトソースが安価で手に入りやすいので、使っているが、缶詰のトマトでも良い)
9.ソース、インスタントコーヒー、チョコタブレットをいれる。

(↑フィリピンではどこでも手に入るカカオタブレット。日本で作るならブラックチョコかな?)

10.炒めておいた豚肉をいれる。
11.味をみて、醤油、砂糖を入れ、再度味見して美味しければ完成!

(↑我が家ではブラックライス&カレー。もちろん白いご飯でも、パンでもOK)
リンク
(↑これ、欲しいけど...産地はどこだろう?)
