海外移住を実現させる ④ ~海外移住にかかる費用~
- 2018/02/17
- 14:30
J)海外移住には、全部でいくらかかるのかしら?
お子さんがいたら幼稚園や学校のことも知りたいだろうし、住宅、引越代、ビザ...個々に知りたいことはたくさんあるでしょうけど、まずは私たちがわかる範囲ってことで。
S)そうやな...ここでは概略話しといて、あとで分かり次第もう少し詳しく話していけたらええんちゃう?
J)まず一度は下見が必要だと思うの。
私たちは2016年2月に初めてドゥマゲテに来たわけだけど、そのときは3日間しか滞在できなかったのよね~。でも、こっちに住んでいる友達が全面的に協力してくれたおかげで無駄なくあちこち見ることができた。本当に感謝してるわ。
見て回ったのは、スーパーや市場、学校、アパートメントなどだったよね。
S)そうや。
あと、ここにあるシリマン大学に来てる日本人留学生にも話聞くことができたで。
ウチらにとっては高校生の息子も一緒に連れて来るってゆう大仕事があったから、ものすごい参考になった。
アパートや家とかはこっちの不動産屋に半日かけて車で連れていってもろたけど、そこで何か具体的に決めるゆうより、信頼できそうな不動産屋と顔つなぎできたんがよかったな。
とにかく、あの下見のおかげで具体的に移住後の生活が想像出来たのが大きかった。
それで移住の決心がついて、SRRVを取る作業に入ったわけや。SRRVについてはこのブログでも扱ってるからリンク貼っとくわ。→「永住ビザ SRRV CLASSIC」
2016年の8月に有給とって手続きに来たけど、SRRVは今取るのに最低1ヵ月はかかるから、そんなに仕事休めへんゆう人は、先に仕事辞めて、引越してきたあとに取った方が効率的かもしれへんなぁ。
J)そうね。他には引越し代が気になる点かしら。
私たちは友だちからの紹介で「ケント企画」を使ったね。ドアtoドアでアパートの3階まで配達してくれたわね。
S)マニラまでやったら2週間くらいで来るんやけど、ドゥマゲテの場合はあと2週間くらい必要やから、のんびり構えとかんとあかんな。
ま、とりあえず、下見にかかるお金と、移住してからの住居代について、高校生も含む大人4人で設定して、ざっくりまとめてみてんか?
J)えっと、これは私たちが利用したものとは違うけれど、これから来る人が利用しやすいもので考えるわね。
S)ああ、待ってるで~。
J)できた。
S)お、早いな。こういうとき、ブログは便利やな。ひとっ飛びや~(笑)
J)何バカなこと言ってるの?!
えっと、為替レートにもよるけど、ペソで払うところは1ペソ2.1円で計算してこんな感じかしら。条件は、16歳以上の大人4人で日本から往復5泊6日ということで。
下見…
ANA航空運賃:¥282,640
(フィリピン航空なら¥272,560)
宿泊費:¥18,945
食費:¥30,000
ドゥマゲテのトライシクル代:¥1,500
計:¥333,085
引越し代 ... ¥170,550
(注)
・飛行機はマニラ経由で計算。ANAはホームページより3/8から3/12の設定でエコノミー席で検索してみました。マニラで往復とも1泊ずつするので、ドゥマゲテ滞在は3泊です。同ルートをフィリピン航空で調べると若干安いようですが、これ以外にもセブ経由のルートや格安航空券などもあるので、もっと安くすることはできます。
・宿泊費は、マニラは空港のターミナル3にある「Wings」という宿泊施設でファミリールームを往復2日使用し、ドゥマゲテ では日本人経営の「カフェノボリ」というシェアハウスに3泊4日する計算。
The Wings Manila → http://jipang-group.com/thewings/
Cafe Noborii Share House → http://www.booking.com/Share-m5Rv1j
・引越し代は「ケント企画」に依頼した場合。ハーフサイズ(37cm×55cm×63cm)24箱をドゥマゲテ まで送った場合の料金です。
ケント企画 → https://kent-trade.jimdo.com/
S)下見代は飛行機代があるからある程度高いのはしゃあないけど、引っ越し代は注目やで。
日本の国内と比べたらかなり安い感じがするな。
考えたら、ウチら、千葉から北海道に引っ越すのに全部で100万円以上かかったやろ。
それがこんなに遠くまで来てこの値段は驚きや。あ、とは言うてもこれ、家具とか大きな荷物は送られへんからそれで安いゆうんもあるけどな。
えーと、あとは、こっちに来てからの住居費についても話しとこか?
J)今の私たちのアパートメントは月額18,000ペソ(約37,800円)ね。
家賃は日本と比べたら安いわね。
S)そうやな。広さによってもいろいろやしそりゃピンキリやけど、ここは家具がある程度ついてて、わりと広いリビングダイニングキッチンと2部屋の2LDK。家具なしやったら、このすぐ近くにも3LDKで13,000ペソ(約27,300円)ぐらいのもあったわ。
ここは、2017年の4月に息子の転学手続きに来たとき、7月から入るっていうことで予約入れてんけど、最初の1ヶ月分を前払いで予約確保してくれてん。それと、こっち来てから払ったんが日本の敷金にあたるデポジット2ヶ月分。あとで返金されるやつや。
J)あとは子供の転学の話だけど学費はどうかしら~。
S)それは学校にもよる思うねんけど、さっき話したシリマン大は、寮費入れても大学4年間で100万円くらいみたいやな。
ウチの子は今シリマンの高校に通ってるけど、2期制で、前期分(6月から10月まで)で授業料は約29,000ペソや。後期(11月から3月)もおんなじ感じやから、年間で12万円前後ってとこやろか。
J)安いわよね~。シリマンは私立だし、こちらでは高いほうなのに、それでもこんな感じだから日本の教育費がいかに高いかわかるわね。
S)ホンマやで~。公立やともっともっと安いはずやって考えると、やるせない気持ちになるわ~ホンマ。
あ、あと、フィリピンは中学が4年制、高校が2年制で、新学期は6月に始まるってことも知っとかなあかんな。
授業はどの科目も英語やから、初めの1年くらいは英語に慣れるんで手いっぱいになるかもしれへん。ビサヤ語が混じることあるしな。
それでもここで勉強する価値はある思うで~。
J)そうよね。あの子、日本ではいつも私たちが「英語、ちゃんと勉強しなさいよ!」って言ってたのに変わったわよね。気がつくと友達とフェイスブックでやりとりしてるのよ。
S)あ~それそれ!英語でやりとりしてんねん。
おかげで最近のこっちの口癖はこれや。
「いつまでも英作文ばっかりやってへんと、はよ食べや~!」やて。
なんじゃこれ~?!って感じや。
J)「海外移住を実現させる」って大きなタイトルにしたわりには少し物足りないかもしれないけど、今回はこのあたりにしましょうか。
S)お、いきなりまとめてきはりましたナ~。巻き入っとんですか~?
でもまあ、これ以上話せるようになるためにはウチらももっといろいろ勉強せなあかんやろからな。
ほな、このコーナー、ひとまずここまでにしとこか~。