手が~!(3)犯人はオクラ?
- 2022/05/17
- 08:00
J)3月末頃から手の不調があって、4月25日にやっと整形外科の先生に診てもらえることになったわね。でもそう簡単には完治しないのよね。日常生活でもちょっとしたことが出来ずにイライラすることが多かったわ。
S)大変だったのはどんなことや?
J)毎日の料理の中で、卵を割るのがうまく出来なくなったり、タマネギの皮もむけなくて、いつもよりずっと時間がかかってしまったわ。
どちらも右手親指を曲げるのが難しいからなのよね。指先も皮がむけているところもあるからヒリヒリして、袋の口の開け閉めとか、細かい作業ができないのは不便だった。あとは縫い物や、庭仕事が出来なくなるのも結構ストレスだったわ。
S)庭仕事って言えば、今回の手荒れの原因はオクラのトゲやないか?って思い始めていたんだよな。
初めのうちは、小指に症状が出なかったのもあって、手根管症候群も疑っていたな。
J)庭の中の小さな畑でオクラを育てていたのだけど、その成長スピードがすごかったよね。タネから植えて7本芽が出て、最初に大きくなって地植えした4本の幹は直径4cm位になって、高さは160cmを超えて、毎日6~7個の巨大オクラを収穫していたよね。大きくても柔らかくて美味しかったわ。
S)オクラの収穫はオレもしてたんやけど、時々体がチクチク痛痒くて、あとあの実にもトゲがあって、時々イタッてなってたで。見たら刺さっとるねん。
J)私も手荒れのきっかけは右手中指にトゲが刺さったような痛みから始まったから、それかもって思うようになったわ。ちょっと調べてみたら、オクラの収穫でかぶれたりする皮膚障害がかなりの割合で出るってことがわかったの。
S)オクラは美味しいし好きやけど、新鮮すぎてトゲが痛いし栽培やめるプロの農家もいるほどなんや。せっかく大きくなってどんどん実をつけてくれてるオクラには可愛そうやけど、栽培はやめるしかないと考えるようになったんや。
J)栽培を続けると毎日オクラを触らなきゃならないし、仕方ないよね。4月30日、元気に育っていたオクラをばっさりと切ってもらった。いつも庭仕事を手伝ってくれている人に事情を話したら、切ってくれることになったよね。
オクラ:切る前


オクラ:切った後 前列がオクラの切り株。後列はバラトン(日本で言う「十六ささげ」)

S)『安全のために手袋を貸すで』と提案したんやけど、『そんなのいらな~い』っと、あっさり素手でナタでばっさり切ってくれはったで。
((((;゚Д゚)))))))
J)最後の我が家産のオクラを調理したのが5月1日、さてこれで手荒れは治ってくれるのか!?
S)話は戻るんやけど、4月25日には、とりあえずバネ指の治療に初めてエースという病院に行って、整形外科の先生に診てもろたんやな。
J)先生の見立てはやはり「バネ(親)指(trigger thumb)」で、注射をしよう、ってことになったのよね。
S)医者が処方箋を書いてくれて、これを買って正午までに戻って来てと言われたな。買うのはステロイド剤、麻酔薬、そして注射器や。
J)注射に使う薬剤だけじゃなくて、注射器も全て自分で用意しなきゃならないのよね。
S)時計を見たら正午まであと40分位はあったから間に合う思て病院を出たんや。
J)ところが注射と麻酔薬はすぐにあったけど、注射器に入れるステロイド剤だけがどうしても見つからず、ドゥマゲテ中を探し回ったわ。
S)10軒以上薬局を回ったけどダメで、正午には間に合わへんと思って、途中で整形外科医の秘書に連絡。後日薬が見つかったら出直すことにしたんや。
J)その後も薬局を回ったけど見つからず、翌日も買い物のついでに探し回ったわね。15軒回ったけど見つからなかった。こんなことってあるの~?日本から取り寄せるとかしたほうがいい?でも注射に入れる薬剤を一般人が買うことってできるの?それに最短でも1カ月はかかるし...
S)色々考えながら...そうや!あの人なら何かアドバイスをくれるんやないか?最後に頼みの綱?のバレンシアの薬局に行ってみよってことになったんやな。
J)あそこの薬剤師の人は糖尿病の薬を買いに行った時もいろいろいいアドバイスくれたし、助けになってくれるんじゃないかって思ったのよね。
S)というわけやけど、今日はオクラの話に脱線して長くなってしもたから、引っ張るようやけど続きはまた次回にしよか。
J)オッケー。じゃあまたということで。
リンク

(↑ちょっとのぞいて見て!.....いろんな旅があって、見ているだけで楽しいよ。)