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Sの発熱③

J)看護師さんは毎日電話やメッセージをくれて、体温や体調を聞いていたわよね。

S)そうや。毎日午前と午後、2回ずつな。それで体温、症状、飲んだ薬を毎回報告してたんや。ドクターは薬が効かなかったら入院するように言ってたから、薬の効き具合は心配やったな。

J)でも、そうこうしているうちに症状はおさまってきたね。

S)熱は9日目から下がってきて、6度台で落ち着くようになった。咳も出るには出るけど、あんまり激しい咳はなくなった。そやけど、だるさ、ゆうか、倦怠感がひどくて、ずっとベッドで横になってたな。

J)あなた、熱さえなくなればすぐに活動する方だったのに、今回は、2週間の隔離が終わっても、「疲れる、疲れる」って言ってたね。

S)コロナ感染者の3割以上は治ってから6ヶ月以上たっても倦怠感に悩まされてるっていうデータもあるから、そんなんやったら困るな、って思ったけど、だんだん元気出てきたから、たぶん大丈夫や。

J)味覚や嗅覚はどうだった?味がしないって言ってたけど。

S)それは熱のある間だけやった。今は美味しく食事できてるで。

J)症状がおさまってきたからか、隔離明けは予定より1日早くなったよね。

S)土曜のはずが、金曜にOKが出たな。結局、一度も往診はなかったし、症状がなくなったらもう一度検査するんかいな、って思ってたら、それもないし、けっこうええ加減やな〜って思ったで。

J)ついでに言えば、私や息子は確実に濃厚接触者だと思うのだけど、症状が出ていなければ検査の必要はないって言われたのでしょ?

S)そや、だから処方箋も取りに行ったし、その後薬局に寄ったりもできたんや。でもこの後、矛盾することが起きたんやなあ。

J)そう、その話はまた今度話しましょう。実体験した今回の症状、やっぱりふつうの風邪とは違っていた?

S)そやな、あのしつこい熱はこれまでオレが経験したことのある「ふつうの風邪」とは違ったな。それだけに、呼吸器系で重篤化するのが心配やったけど、とりあえずそれはなくてよかったで。

J)とにかく、あなたが元気になって一階に降りてこられるようになって本当によかったよ。

S)2週間とその後の数日は、家のこと何の手伝いもできひんかったから、大変やったやろ?

J)そうよ。特に、あなたがずっと二階のベッドルームにこもっている間、よっちゃんにも精神的な影響があったみたいで、大変だったのよ。

S)ああ、だいぶ困ってたみたいやな。言うてみ。

J)いや、また今度ってことにするわ。この話は長くなりそうだから...。

S)それがええな。



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ドゥマゲテ・レポート

Author:ドゥマゲテ・レポート
3.11以降、色々なことに気づき始めた私たち...
このまま、何事もなかったかのような毎日を過ごしていて良いのだろうか?悩んだ末に、千葉県から北海道に引越し、2017.7思いきってフィリピンに引越ししてきました。北海道に引越しした時も、フィリピンに引越ししても同じように考えている人って居るものです。そして仲間は多ければ多いほど協力して過ごしやすくなるものです。海外で暮らしてみたい人、なかなか思ったように一歩を踏み出せない人に、どうやって私たちが引っ越して来たか、私たちでわかる範囲のこと、特にドゥマゲテとその周辺の情報を発信していきたいと思っています。(J)

J の夫です。2019年3月にドゥマゲテから隣町のバレンシアに引っ越しましたが、ドゥマゲテ周辺ということでブログのタイトルは当面「ドゥマゲテ・レポート」のままでいきます。よろしくお願いします。(S)

*イメージはドゥマゲテから望むタリニス(Talinis)山の夕景です。
*コメントは承認制にさせていただきます。

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