S)オレが2階のベッドルームで隔離状態の間、家のこと諸々はどないやった?
J)大変だったよ。あなたがやっていたことが全て私たち二人の仕事になっちゃったから。とくに大変だったのが『よっちゃん』のこと。
S)よっちゃんのいたずらはかなりひどくなったんやって?
J)私も息子もいつも以上に家の中の雑用に追われ、よっちゃんと遊んでやる時間が短くなっちゃって、よっちゃんもストレスたまっていったんだと思うけど、手当たり次第、届く範囲の物を取ってはかじって破壊していくようになってしまったの。
S)そう言えばサンダルの数が減ってたな。
J)サンダルも二足ダメにしたよね。他に3人のスリッパも破壊。息子の部屋にあった小さなぬいぐるみも、壊されはしなかったけど、よっちゃんのよだれだらけに。


↑くわえていたのはこれ。トトロの弟分(?)
S)これは何かと思ったんや。ちょっと笑える写真やなあ。
J)でも段々笑える話じゃなくなってきて、よっちゃんの布団カバーも破かれてしまったし、パソコンの袋のチャックも破壊。食品カバーも破壊...極め付けはガスの入ったライター(チャッカマンのような大きいもの)を咥えて庭に走って行き、これは危険なので絶対に取り返そうと思った息子と取り合いみたいになって、息子をガブッと噛んじゃったの。
S)こっちは聞くまでそんなことがあったって何も知らんでおったけど、大変やったな。
J)途中から私も応戦して、ライターは取り返せたけれど、私も少しだけ噛まれたわ。息子の方は傷が深くて痛がっていたので、心配で。よっちゃんは狂犬病の予防注射は受けていたけど、万一ってこともあるし、調べると人間用の狂犬病や破傷風のワクチンを打っておいた方が良いという情報もあって。
S)それで、オレにかかってくるナースからの病状確認の電話の時に、家族が飼い犬に噛まれたんやけど、そちらで診てもらえるかって聞いたんやったな。
J)そう。診てもらえる、って話だったけど、今はあなたが隔離中で、私と息子も外出制限中だから、隔離が終わってからじゃないとダメって言われたのよね?
S)そうや。そのときは「え?」って思ったで。この前は処方箋を取りに家族に来てもらってくれ、そして帰りに薬局で薬を買うように、って話やったのに、犬に噛まれて1日も早く診察してもらいたいのに、息子もアンタも外出制限中やからダメやって言われたんや。矛盾した話やで。
J)ホント、私たち2人は検査も制限もないって聞いていたから、買い物には普通に出かけていたわ。
S)納得いかんことが多いのがフィリピンやけど、そう言われたら仕方ないってことで、隔離が金曜日に終わったんで、翌週の月曜にバレンシアの公的な医療機関に行ったんやったな。
J)そう、でもまたすぐには診てもらえないことに...。何でも日本のようにスムーズにいかないのがフィリピンってわかってはいるけれど...。
S)それ何やっけ?
J)また長くなるから、続きは次回ってことにさせて。フィリピンで犬に噛まれたらどう対応するか?知っていて損は無いと思うので、特にフィリピン住みの人にはぜひ知っておいてほしいわ。


(↑家電品も借りられる!年末になると掃除しなきゃならない所が目について...高圧洗浄機が借りたいです。)
