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救急搬送体験記


S)前回は
大晦日の朝にオレがアパートの敷地で転倒して頭を打つ
→元旦に頭痛が激しくなる
→2日の朝、救急車で搬送 
ってとこまで話したな。

J)そうそう、私が「救急搬送してわかったことは…」って話しかけたところで終わったわ。

S)で、どうなん?

J)あ、それは、あなたが実際体験してどう思ったかを聞こうとしたのよ。

S)そうか、まあ、楽やったな。あたりまえやけど。あと、あの日は晴れてたから上向いて寝てて眩しかった。サングラス持ってきたらよかったって思ったで。

J)それで入院中にサングラス持ってきてっていったのね。サングラスにTシャツに短パンで横になってるって、日光浴でもしてるみたい...。

S)アホか。本人は辛かったんやで。頭痛いし。

J)搬送先のネグロス・ポリメディック・ホスピタル(NEGROS POLYMEDIC HOSPITAL)はシブランにあってちょっと遠いんだけど、息子が言うには着くまですごく早かったって?

S)そうやな。どうやら一方通行も無視して反対方向に走ったらしい。オレには見えへんかったけど。バレンシアからドゥマゲテを通ってシブランまで、すぐ着いた印象やった。あの救急車はバレンシアの公的病院のものやったけど、搬送先が初めから決まってたのもあるかもな。

IMG_7189.jpeg↑ポリメディック病院に到着。この救急車はバレンシアの公的病院Rural Health Unit所属のもので小さめ(トヨタ・ハイエース)だった。

J)その点では空いてる救急病院を探して走る普通のケースとは違っていたかもね。

S)着いてすぐ、感染症対策のスクリーニングとして、熱測ったり咳や症状の有無とかの簡単な検査をやった。Covid-19の疑いがないかを調べるためやな。病院のEMERGENCYの入り口の前に白いテントが張ってあったけど、それはスクリーニング用って言ってたで。オレは搬送用のベッドに寝たままやったけどな。

IMG_9038.jpeg↑ネグロス・ポリメディック・ホスピタル(NEGROS POLYMEDIC HOSPITAL) 2020年11月にオープンしたばかりの総合病院。ネグロスオリエンタル州の4つ目の民間病院で病床数は100床。

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S)それからすぐ入院の手続きをして、個室の病室に入った。個室は一泊2,500ペソやけど、診察等も含めたお金5,000ペソを先に払えば、過不足分をあとで精算するだけでええから便利ということでそうしたんや。そうせえへんとその都度払うことになるらしいから。

J)今回助かったのは、うちのアパートの管理人さんの息子さんが大学でナーシング・アシスタントの勉強をしてて、その子がうちの息子と一緒にずっと付き添ってくれたことよね。だから、ビサヤ語で話して手続きはスムーズにいったんでしょ。助かったよね。その点で私たちはすごく恵まれた環境にいるんだってことを実感したわ。

S)ホンマや。しかも、その病院は、2020年11月にできたばかりの新しい民間病院やけど、うちのアパートのオーナー家族が医者一家で、たまたまその兄弟の1人がそこで勤務する外科医さんやったんや。Covid-19の患者も受け入れることになってるけど、新しいからまだおらへんようやったし、オレが運ばれて入った個室はCOVID-19疑いの患者を受け入れる病室とは階もわけてあって、安心感があったな。

J)でも、その病院でCTの検査技師がたまたまお休みで居なくて、CTを撮るときはドゥマゲテ市内のホーリー・チャイルド・ホスピタル(HOLY CHILD HOSPITAL)という病院に行ったのよね。

S)そや、まずX線を撮ってから、病院間を救急車で往復したんや。

IMG_7190.jpeg↑ホーリー・チャイルド・ホスピタル(HOLY CHILD HOSPITAL)へ。この救急車はポリメディクのもので、バレンシアから来た時より少し大きめ(トヨタ・ハイエース)だった。

IMG_7194.jpeg↑移送先でCT室へ

IMG_7193.jpeg↑ホーリー・チャイルド・ホスピタルから帰る。ここはカトリック系の民間病院で病床数は150床。

J)フィリピンの救急車は場所によるけど有料なのよね。
結局2泊の入院になったけど、帰りはどうやって帰って来ようか、トライシクルだと頭にひびきそうだし...って悩んでいたら、お医者さんから帰りも救急車を使ったらどうかと話があって、帰りも救急車で帰ってきたわね。

S)全部で4回も救急車を利用したけど、請求書見てもそれらしい表記がないんや。最初の行き以外は入院先の救急車やったんやけど。

J)そうなのよ。ちょっと謎。あとで確かめたいわね。

S)そやな。そうでないとブログでの救急搬送体験記としては足りへんで。

J)CT検査は別の病院だったから当然別料金だったね。いくらだっけ?

S)ホンマは5,500ペソなのが、どうやらシニア割引がついたみたいで、4,400ペソやった。

J)それはCTスキャンとその解析結果も含めた値段なのよね。

S)そう。2日(土)に撮影して、翌日が日曜日やったから、4日(月)に文字になった結果が出てきた。

J)結果は、頭蓋骨の骨折はなし、頭の中の内出血もなしでよかったね。

S)首から上はポリメディックでX線撮ってて、その結果も問題なし。あとは寝てリラックスしてるしかないってことになったんや。CTは画像フィルムだけ検査当日にもらってきていたから、ポリメディックの担当医が見てすでに結果はわかってたんやけど、まだ頭痛が酷いしふらつきもあるし、何より部屋が居心地良かったしで、4日のホーリー・チャイルド病院からの結果を待って退院したんや。

J)引き延ばしても2泊で済んだからそれはよかったけど、私があとから届けた荷物は十分使ってもらえたのかしら?搬送当日は急に救急車が来て準備が慌ただしくて、搬送されるとき、入院を想定してあなたの着替えを準備したり、既往歴のメモを書いたりはしたものの、持病の薬や普段かけてるメガネを持たせるのを忘れちゃったじゃない。それで翌日私が届けたのよね。届ける前に、他に必要なものは?って聞いたら、サングラス、コップ、ひげそり、バナナ、付き添い人の弁当、着替え、トイレットペーパー、スプーン、フォーク、ストロー...etcって言うから結構な荷物だったのよ。2日間の入院とわかっていればそんなに持って行かなかったのに。

S)いやいや、確かにサングラスとひげそりは結局使わへんかったけど、それ以外はみんな役に立ったんやで。なかったら困ったわ。

J)ならいいけど。

S)個室の病室には患者以外に発行された許可証を持った2人までしか入れへんから、あのときは一時的に管理人の息子さんと入れ替わってもらったんやったな。

J)個室は新しくてきれいで広々してて、シャワールームとトイレ、冷蔵庫、テレビ、個室用のエアコン、クローゼットまでついていてびっくり。簡易ベッドになる椅子もあったよね。付き添いの人は無料だしね。ただ病院内にも近くにもお店がなく、付き添い人の食事を用意するのが大変だったようね。

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S)そうやねん。3食出る食事も美味しかったで。いつもスイーツや果物のデザートがつくんやけど、何か食べたいものありますか、って聞かれて「バナナ」って答えたら、翌日の朝食にはちゃんとバナナがついてたで(笑)

J)あなたふだん半日断食とか言って、朝は生姜入りの紅茶を飲むだけだったのに、今回は食べたのね。

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S)それはそうや。なんせもったいないからな。それに元旦はアパートにいたけどほとんど何も食べられへんかったやん。「栄養をつけなきゃ」って可愛いいナースさんに言われたし。

J)そう。素直なのね! で、お医者さんはどのくらいのわりで来たの?看護婦さんは?

S)ああ、担当医は基本1日1回かな。そやけど、看護婦さんは2時間おきくらいに体温と血圧測りにきてたで。夜中にも起こされたのはちょっと辛かったけどな。あと、食事を持ってくる人、清掃の人やな。付き添いの2人にもそのたびにお世話になったんや。

J)そうね。特に付き添いをしてくれた管理人の息子さんにはお世話になったわね。だって、退院日の1月4日には、早朝にホーリー・チャイルドまでCTの結果を取りに行ってもらったんでしょ。

S)まったく頭が上がらへんわ。最後に担当医がその結果を見ながら診断の再確認をして、鎮痛剤薬を処方してもらって、退院や。脳震盪とその後遺症ということやった。

J)そして、最後の会計は…。

S)入院時に5,000ペソ先払いしてて、超過費用が12,960ペソやったから、ポリメディック病院は約17,960ペソ。それにホーリー・チャイルド病院のCT検査4,400ペソを足すと、22,360ペソ、日本円で約48,300円くらいやな。結構な出費ではあるけど、保険なしで2泊3日ということを考えたらベラボウではないのかな。わからんけど。

J)どうかしらね。で、今回はまだ頭痛が治っていないということで、帰りも救急車で運んでもらったのよね。

S)今回は救急車にもお世話になったな。あんまり経験したくないことやけど、みんなに助けられてホンマ感謝しかないワ。

IMG_7369.jpg↑退院~♪

A09A4DD5-F1E1-488C-B175-CB3A404BF2C2.jpeg↑アパートからポリメディックに戻る救急車。お世話になりました!







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ドゥマゲテ・レポート

Author:ドゥマゲテ・レポート
3.11以降、色々なことに気づき始めた私たち...
このまま、何事もなかったかのような毎日を過ごしていて良いのだろうか?悩んだ末に、千葉県から北海道に引越し、2017.7思いきってフィリピンに引越ししてきました。北海道に引越しした時も、フィリピンに引越ししても同じように考えている人って居るものです。そして仲間は多ければ多いほど協力して過ごしやすくなるものです。海外で暮らしてみたい人、なかなか思ったように一歩を踏み出せない人に、どうやって私たちが引っ越して来たか、私たちでわかる範囲のこと、特にドゥマゲテとその周辺の情報を発信していきたいと思っています。(J)

J の夫です。2019年3月にドゥマゲテから隣町のバレンシアに引っ越しましたが、ドゥマゲテ周辺ということでブログのタイトルは当面「ドゥマゲテ・レポート」のままでいきます。よろしくお願いします。(S)

*イメージはドゥマゲテから望むタリニス(Talinis)山の夕景です。
*コメントは承認制にさせていただきます。

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