2021 HAPPY NEW YEAR!~でも、いつもとちょっと違う年末年始~
- 2021/01/10
- 08:00
S、J)みなさん、遅ればせながら、HAPPY NEW YEAR!
S)うちらはこれでフィリピンに越してきて4回目の年越しやったな。
J)そうね。去年まではカウントダウンが始まる1時間くらい前から花火や爆竹の音がしてきて、午前0時きっかりにはそれはそれは賑やかだったよね。それがほとんどなかった。
S)それにいつもなら11月頃からキャロリングも始まるやんか。そのためにお菓子を準備したり忙しかったのに、今年はなし。拍子抜けやったな。
J)キャロリングはいつ来るかわからないし、お菓子くらいは用意しておこうって、子どもの喜びそうなゼリーを買ったりしてたのよね。それなのに1組も来ないなんて!フィリピンに来て初めてじゃない?
S)そやな。それにバレンシアやと、クリスマスの12月25日には長くここに住んでいる人の家や、何か商売してる人の家に山のほうの住民がやってきて、住民たちがその人らにプレゼントを配るってのもあったけど、今年は一件も見てなかったな。
J)何もかもが異例づくしで、ちょっと寂しい年末年始だったわね。
でも我が家はそのまま静かな正月では済まなかったよね。
S)そやな。オレのせいで一転大変な正月になってしもた。
ことの発端は12月31日の朝6時半頃のことやったな。
J)いつものように、よっちゃんに起こされて、アパートの庭にトイレに連れて行ったのよね。
S)で、よっちゃんがまた何かをくわえて戻ったんや。何とか口から吐き出させたら、カタツムリ。
J)私がよっちゃんの届かない所へ置いてきて、ってあなたに頼んで、戻ってきた時に家の前の、苔のついたコンクリートであなたがすってんころりん。
S)コンクリートの地面で後ろ向きに派手に転んで、激しく後頭部を打ってしもたんや。体にはなんの傷もなし。頭から倒れたんやな。すぐ立とうとしたんやけど、思うように動けへんかった。そしたらみるみるでっかいコブができてな。数秒して立てたけどフラついて大変やった。
J)しばらく横になっている、って言って、ずっとベッドで寝ていたわね。
S)なんとか夕食は普通に食べられたけど、翌日の元旦は起き上がると頭が割れるような痛みになってしもた。そやけど横になってると少し楽やから、しばらく様子見よと思って一日ベッドで寝てたんや。年越しそばもお雑煮も食べられなかったんがものすごく残念やった!
J)2日になっても容態が変わらなくて、本当に心配したわ。救済車呼ぼうか、病院はどこがいいのか、とか、わからないことだらけだったし。結局、息子から管理人さんに報告してもらったの。そしたら、すぐに救急車を呼んでくれたわ。
S)そや。あっという間やった。気づいたら救急車の人になってしもてた。
J)よっちゃんをひとりにしておけないから誰かが残らなくちゃならなかったんだけど、英語が苦手な私が残って、息子に同乗してもらったのよね。そしたら、大学でナーシング・アシスタントの勉強をしてる管理人の息子さんもずっと付き添ってくれることになったのよね。
S)ずっと2人が付き添って世話してくれてホンマ助かったで。あんたも2日目の昼間に面会に来てくれて助かった。アリガト。
J)どういたしまして。でもフィリピンで救急搬送されてわかったことは...。
S)あ、ちょっと待って。しばらく話してるとまだ頭が痛くなってしまうんや。まだフラつくし。続きは後にしてくれへんかな。
J)そうね。じゃまた続きは次回ということで。

