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SRRV保有者のフィリピン入国

S)外国人のフィリピン入国についてやけど、オレらが持ってるSRRV(特別居住退職者ビザ:Special Resident Retiree’s Visa)があれば、10月からフィリピンへの入国ができる可能性が出てきたな。

J)可能性がでてきたって、どういうこと?

S)入国が必要な人はフィリピン退職庁(PRA:Philippine Retirement Authority)に要望レターを送るんや。用紙をダウンロードして記入、さらに所定のいくつかの書類も添付する。

J)そうするとどうなるの?

S)PRAがそのレターを旅行省(DOT:Department of Tourism)に提出、旅行省は外務省(DFA:Department of Foreign Affairs)にその人の入国を承認するよう要望する。承認されたら、退職者の名前は外務省から移民局(BI:Bureau of Immigration)に提出されて入国手続きが進む。

J)ややこしいねえ!これって、あくまでも特別な計らいなのかしら。

S)そう。要はフィリピン退職庁(PRA)がいかに頑張れるかやな。入国理由にもよるのかもしれへんけど。

J)なるほど。必ず入国できるかどうかはわからないわけね。

S)ただ、すでに入国を認められた日本人がいるっていう話も聞いたから、現実的やとは思うで。

J)そもそも、今まではどうなんだっけ?

S)ロックダウン以降、SRRVがあっても入国できへんかったんや。SRRVそのものが無効化されるわけではないけど、入国はできなくなってたんや。これは移民局(BI)の覚書にしたがってのことや。

J)すでに滞在している場合はそのまま滞在できるけれど、新たに入国するとかいったんフィリピンを出て再入国することはできないってことね。

S)そこで、PRAは、SRRVを持つ外国人の入国を無条件で認めるように外務省にかけあってたんやて。そやけど、外務省は入国できる外国人はフィリピン人の配偶者かフィリピン人の子供の親でなければならないと言って、PRAの主張を認めなかった。

J)でも、確か長期滞在ビザ、いわゆる永住ビザを持ってる外国人は入国できるようになったんじゃなかったっけ?

S)IATF(機関間作業部会)の勧告で8月1日からそうなってるな。でも、そこで認められる永住ビザにSRRVは含まれてないんや。

J)じゃあ、認められている永住ビザはどんなものがあるの?

S)代表的なのは移民法13条に基づく一連のビザ(フィリピン人の配偶者とその未婚あるいは21歳未満の子供に与えられるもの、結婚で国籍を失った女性とその未婚あるいは21歳未満の子供にあたえられるものなど)やな。

J)そっかあ。SRRVの預託金2万ドル程度じゃ弱いわけね。

S)でも、ロックダウン以降たくさんの保有者からPRAに問い合わせが来てたらしい。それでようやくPRAの努力のかいあって段取りがついたってことやな。

J)来年私たちも一時帰国をしたいと思ってるから、なんとかPRAには頑張って欲しいね。








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ドゥマゲテ・レポート

Author:ドゥマゲテ・レポート
3.11以降、色々なことに気づき始めた私たち...
このまま、何事もなかったかのような毎日を過ごしていて良いのだろうか?悩んだ末に、千葉県から北海道に引越し、2017.7思いきってフィリピンに引越ししてきました。北海道に引越しした時も、フィリピンに引越ししても同じように考えている人って居るものです。そして仲間は多ければ多いほど協力して過ごしやすくなるものです。海外で暮らしてみたい人、なかなか思ったように一歩を踏み出せない人に、どうやって私たちが引っ越して来たか、私たちでわかる範囲のこと、特にドゥマゲテとその周辺の情報を発信していきたいと思っています。(J)

J の夫です。2019年3月にドゥマゲテから隣町のバレンシアに引っ越しましたが、ドゥマゲテ周辺ということでブログのタイトルは当面「ドゥマゲテ・レポート」のままでいきます。よろしくお願いします。(S)

*イメージはドゥマゲテから望むタリニス(Talinis)山の夕景です。
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