とうとうバレンシアだけになった
- 2020/09/19
- 08:00
S)とうとうバレンシアだけになってしもたで。
J)え、何が?
S)ネグロスオリエンタルでCovid-19の感染者を出していない町や。
J)確かサンホセとバレンシアが陽性ゼロの町を維持してたけど、サンホセで出ちゃったってこと?
S)そうやねん。
バレンシアの町は、ネグロスオリエンタルで唯一、パンデミックが始まって以来COVID-19の患者を出していない場所であり続けている。
これは金曜日(9月18日)にサンホセの町が最初のCOVID-19の患者を記録したためで、その56歳の女性は地元の取り残された個人であり、現在町の政府隔離施設で隔離されている。
(Yes The Best Dumaguete)
J)とうとうね。地元感染なのかしら。
S)マニラ近郊のブラカンで足止めされていた56歳の女性らしい。つまりLSI(Locally stranded indivisual=国内他地域で足止めされていた個人)や。
J)ネグロスオリエンタルの感染者ってLSIが多いのかな。
S)そやな。州保健局疫学監視部(PHO-PESU: Provincial Health Office-Provincial Epidemiology and Surveillance Unit)の9月18日時点での報告によると、
1)バイス市では、16日に71歳の女性の陽性が確認された。また、18日に新規陽性確認者が3人出た。うち2人はマニラ近郊のブラカンからのLSIで9歳と12歳の男児。彼らは以前陽性が確認された感染者の子供。あと1人はマニラ近郊のカビテからのLSIの19歳女性の帰郷者。
2)マビナイでは、33歳の女性が1人新規陽性になった。セブのナガに渡航歴あり。
3)サンホセでは、マニラ近郊のブラカンからのLSIで56歳の女性が陽性になった。
(Provincial Government of Negros Oriental)
J)なるほど。LSIの家族感染もありそうね。それと、詳しい病状はわからないけど、若い人が目立つ気がするわ。
S)バレンシアだけ”陥落”せえへんのはおかしいから、もう時間の問題やろな。
J)そうかもね。でも、ドゥマゲテ市は最近新規感染者が出てないせいか、ちょっとペディキャブ(トライシクル)の規制が緩くなったらしいね。2人までしか乗れなかったのが3人まで許可されることになったって。
https://www.facebook.com/107556007717803/posts/151352080004862/?extid=1Kp7nqDB1IZCK7gW&d=n
S)そやな。確かに昨日銀行に用事があって、あんたと2人で行った帰りのペディキャブ(トライシクル)で、3人目が乗ろうとしてたな。
J)その人は行き先が合わなくて結局乗らなかったけど、以前なら、交渉もできなかったものね。
S)モールの入場規制も緩くなったで。パスがないと入れなかったロビンソンも、今は入り口で名前と連絡先と検温の温度を書類記入したらパスなしでも入場できたやんか。
J)このままそうなってくれるといいね。私1人だったり、息子1人しか入れないってなると、不便で仕方ないもの。
S)フィリピンはいったん緩和しても感染者が増えたら一挙に厳しい措置に出るからまだまだわからへんで。バランガイ単位のロックダウンもありうるからな。
J)今政府や自治体が心配してるのは10月終わりから11月初めにかけての季節、特に11月2日の「死者の日(All Souls’ Day)」かもね。日本のお盆と同じで親戚一同が集まるから、感染拡大が懸念されてるわ。
S)去年もすごかったな。11月1日の「諸聖人の日」と11月2日の「死者の日」を合わせてUNDASっていうらしいんやけど、それを含めて前後の期間、ふだんは交通の流れが滞ることのない表の通りもすごい車でどこも違法駐車しとったな。ほんま、家族と親戚を大切にするフィリピンらしいで。そやから今年はドゥマゲテは特別なパスを用意しようとしてたんや。
ドゥマゲテ市政府は、市の墓地で亡くなった愛する人を訪れる人々の予想される流入を制御するために、All Saints’ Day(諸聖人の日)とAll Souls’ Day(死者の日)に検疫パスシステムを実施することを目指している。
いったん実施されると、警察とバランガイのタノード(法の執行官)が配備され、チェックポイントを実施して、パスを持っている人だけが墓地に入ることができるようにする。
フェリペレモロ市長は、この問題について市IATFの役員と会う予定。
(Yes The Best Dumaguete)
J)それ、どうなったのかしら。
S)それがな、一転して、そもそもその期間は墓地そのものを閉鎖することになったらしい。これは中央政府の指令や。
国内のすべての共同墓地と地下墓地は、特に2020年10月29日から11月4日まで、Undasシーズン中はCOVID-19の拡散を防ぐために閉鎖される。
これは、COVID-19対応におけるフィリピンの最高の政策決定機関である、新感染症に関する機関間タスクフォース(IATF-EID)の決定であった。
大統領スポークスパーソンのハリー・ロケは、人々は閉鎖期間の前に彼らの亡くなった愛する人を訪問するかもしれないと述べた。
(Yes The Best Dumaguete)
J)なるほど。でも、墓地に集まらなくても親戚同士は集まるんじゃないかな。
S)そうやな。家族親戚の結束は強いからな。それでこそフィリピンやと思うで。
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