(新型コロナ15)MGCQ下のドゥマゲテの店の対応
- 2020/07/19
- 20:00
S)この前、久しぶりに家族3人でドゥマゲテのモールの「ロビンソン(Robinsons Place)」に出かけてみたけど、Covid-19対策が案外厳しくてびっくりしたな。
J)そうね。今はMGCQ(緩和された一般コミュニティ検疫)で規制がかなり緩くなっているんだけど、Passがないと入場できないのよね。そのPassは記名式で一家に一枚しか配られていなくて、うちは息子の名前入りのしか持っていないから、買物は息子に頼み、私たち二人は外で待っていることにしたわ。
S)息子によるとロビンソンの中は以前と比べてかなり人が少なかったらしいで。フードコートでも、閉店中の店もあって、その前の椅子は全て撤去されてて、閑散としてたんやて。

↑よく利用していたLaylamという店は営業していなかった


J)どこで時間を潰そうかと思ってロビンソンにあるジョリビー(Jollibee)(フィリピン発祥のファストフード店)に行ったらモールの建物の中からしか入れなかったのよね。
S)そうや。それで建物の外から入れるサンズリバル(Sans Rival)(ドゥマゲテで有名なケーキ屋)に入ろうとしたらPassは要らんかったけどIDの提示求められてな、見せたらオレはあかんて言われてしもたんや。シニアやからって。
J)考えてみたら今はまだ60歳以上のシニアと20歳以下は外出禁止だからね。バレンシアのアパートの近辺じゃ、まるでそんな規制なんてなかったかのようにみんな動き回ってるから、つい忘れそうになっていたのよね。
S)ああ。ちょっとルール無視して歩き回ってしもてすんまへんって感じやったで。
J)そのサンズリバルはテイクアウトならシニアでも買えるようだったけど、息子がロビンソンで買い物してくれてる間、ドリンク飲みながら休むつもりだったから諦めて、大通りを挟んでロビンソンの向かい側にあるもう一つのジョリビーに行ってみたのよね。そしたら、IDもPassも要らなくて手の消毒と体温チェックだけやって、中に入れたのよね。

↑ジョリビーから見たロビンソン(改築中につきRobinsons Placeの表示がない)
S)店によって対応が随分違ってるってことがわかったな。
J)どの店でどんな対応してるかわかる範囲で表にまとめてみたわ。

S)ほうほう。当面これがあると便利そうやな。
J)でも、あのジョリピー、店内ではけっこう防疫の対応してたわね。
S)そうやな。まず、名前、性別、電話番号、住所とかを書いて提出するねん。それから、注文もソーシャルディスタンスをしっかり取らせるようにしてたな。オレらが一緒に立ってたら離れるように言われたし、同じ列に並ぼうとしたらアンタ別の列に誘導されてたやろ。
J)そうなのよ〜。家では向かいあって食事しているし、すぐ隣に寝ているのに、外ではなんでそんなに離れなきゃならないのか不思議だわ。
S)そりゃあ、オレらが夫婦ってわからへんかったんやろ?無理ないで。え、それとも、そんなにくっついていたかった〜?
J)えーー?そんなんじゃないよ。単に注文を一緒にしてほしかっただけ!もう!
S)えーー?なんや、それだけー? ま、ええわ。店内はとにかくそれだけ厳しかったゆうことや。
座る席も半数になってて、二人席は一人しか座れへんかったな。
J)そうね。フィリピンで一人席ってすっごく珍しくて不思議な感じがしたわ。


S)日本は一人客でもふつうやけど、フィリピンではそういう客はあんまりおらへんからなあ。
J)レストランで一人だと不思議そうに見られることもあるって聞いたわ。
S)友達おらんのか?寂しくないか?って思われるのかな。でも今は大丈夫やで。まさに新しい時代の到来やな~。
J)それって、まるで孤独の時代が始まるみたいな言い方ね。
S)そやかて何がどうなるかわからへんで。このフィリピンでまさか突然ソーシャルディスタンスが求められるとは思わへんかったやんか。
J)でも、みんなで集まるのが大好きで、ファミリーや友達を大切にして、すごく人なつっこいところのあるフィリピン人よ。そう簡単に変わるかなあ。というか、そういうところはそのままでいてほしいなあ。
S)そやな。確かに簡単に変われるようには思えへんな。それこそフィリピンの人の特徴やろ? 時代の変化の中でも人と人とのつながりを大切にするところは残していくんちゃうやろか。
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