(新型コロナ13)ドゥマゲテ周辺、GCQ下での公共交通事情
- 2020/06/25
- 11:00
J)今日は私たちの目から見た、その後のドゥマゲテやバレンシアの街の様子、話してみない。
S)そやな。ネグロス島は大きく2つに分かれておるんやけど、ウチらの住んでいる地域は「ネグロスオリエンタル州」て言うて、今は「GCQ」なんや。

J)で、北西側のもう半分を「ネグロスオキシデンタル州」って言って、今は「MGCQ」なのよね。
S)1番厳しい状態から書くとこんな感じかなぁ。
「ECQ」→「MECQ」→「GCQ」→「MGCQ」→「New Normal」
(注)
ECQ=Enhanced Community Quarantine
MECQ=Modified Enhanced Community Quarantine
GCQ=General Community Quarantine
MGCQ=Modified General Community Quarantine
J)私たちの住んでいるネグロスオリエンタル州はGCQになったけど、まだまだ制限が厳しくて、思ったようには動けないね。
S)公共の乗り物に関して言えば、ドゥマゲテのペディキャブはお客は2人までしか乗れへん。そして運転手との間、向かいあう乗客の間もビニールで仕切られてるんや。

J)それと、運賃もいつもより高くなってるみたいよ。ペディキャブにもよるけど、今まで9ペソや10ペソで行けたところが15ペソ要求されたりするみたいよ。ビニールの仕切りといえば、バレンシア-ドゥマゲテ間のジプニーも、車によっては、座席ごとに仕切りが付いていて隣同士が密着しないように座るのよね。




S)以前は隣同士ギュウギュウに密着してたし、通路の部分にも風呂屋の木製の洗い椅子を長くしたみたいなもんを追加の席にして背中合わせに座って目一杯乗ってたもんなあ。ある意味名物やったけど、それがなくなって行くんやな。えらいことや。
J)でも、いつもドゥマゲテまで買い出しに行ってくれる息子曰く、荷物が多くても乗れるから助かるって。
S)まあそうやろな。で、運賃はどうやったかな。
J)今は始発から終点まで乗ると料金は1人20ペソ(約40円)よね。以前は12ペソ(約24円)だったから、だいぶ値上がりしたわね。
S)全体の乗車人数が半分近くになってるから仕方ないんやろな。
J)シブラン-ドゥマゲテ間のイージーライド(小型車のバンを改造したもの)も仕切り付きの車が増えているみたいね。でもバレンシアのペディキャブは今の所仕切り付きは見ないわね。

S)そやけど、バレンシアのペディキャブも定員は二人やと思うで。ところで、オレ、最近ドゥマゲテの町に行ってへんやけど、こっそり行っても大丈夫やろか?
J)今はECQのときのような検問はないから町に入ること自体は大丈夫だろうけど、行っても大きなスーパーやモールには入れないかもよ。そういうところは入店するときに、マスクや体温測定の他に、IDもチェックされるらしいから。
S)ああ、それな!まだシニアは外出禁止やからID見せたらバレてしまうわなあ。なんとかこっそり行かれへんもんやろか。
J)ダメよ~。私たちは外国人としてフィリピンに住まわせてもらってるのよ。感謝してルールには従いましょうね。
S)そやそや、そうやった。
J)お隣の島のセブ市はいったんGCQになったのに、その途端感染者が急増して、またECQに戻ってしまったでしょ。
S)ああ、そういえば、セブ市は今はまたほぼ完全なロックダウンになってて、医療従事者と生活に必須の職業の人以外は全て外出禁止やてな。街は装甲車が走ってるみたいやで。ガード緩めてこのあたりもそないなことになってしもたら大変や。しばらく大人しくしてよか~。

