東南アジアでは懐かしの日本車が現役!フィリピン ドゥマゲテ自動車事情
- 2020/01/15
- 08:00
S)この街に来てから思っとったことやけど、日本車多ない?
J)そうそう。新しいのもあるけど、古い車も中々多いよね!
S)そうやんな。フィリピン人のモノを大事にする心を感じる。。
J)トラックには「カンガルー便」という文字が残ったまま使われていたり、バスにも日本語表記の方向幕がそのままになってたり…

S)ほんまにおもろい光景やんなー。古い車が多いから景色はまるで80年代の日本みたいやで。
J)それで少し前に気づいたことがあったんだけど、よく見ると日本の車庫証明ステッカーがついたままだったりするのよね。

S)「もしかして盗難車?…」と疑ってもうたけど、あれってどうなんやろ…
J)前に聞いた話では、まだ車が普及していなかった頃に大量に日本から中古車が輸入されてきたらしいわよ。
S)やっぱし”盗難車”…?
J)さあ…。中にはあるかもねえ。(※実際のところわかりませんでした)
S)で、ウチの車マニアな息子が着目したのは、もともと日本の中古車なのに左ハンドル仕様やということや!

J)たしかに、言われてみれば全て左ハンドルだね!それにしても見事な左ハンドル化改造… 車体の文字はそのままほったからしにして気にしないのにね。
S)息子の友達(車好きな現地の友達)曰く、フィリピン国内では左ハンドル車しか通行不可という法律があるらしいで。さすがに法律は守るんやな。
J)へー、じゃあこんな古い車でも…?

S)そうや。これもよう見たら確かに左ハンドルやんか?
J)本当だ!
S)ただし、例外もあって…

J)これは右ハンドルのままね!
S)なんか歴史感じるわなぁ。これ、日本軍が占領してた時代に走ってた消防車らしいで。
J)それが今はケソンパークで保管されてるのね。

S)左ハンドルゆうことに因んで言えば、日本のトラックは右ハンドルやから運転席からでも左側がよく見えるように左下に窓があるねんけど、これなんか運転席だけ左に改造してるから、その窓が意味のない窓になってるで。


↑本来ハンドル側とは逆側にあるはずの小窓がハンドル側にある
J)ハハハ、ほんとだあ。これなら運転手の足が外から見えるだけね。
S)似たようなチグハグさで言えば、これは左ハンドルに改造されたホンダフィットやけど、運転席側にあるはずのラジオのアンテナの位置が右側のままや。

J)そうなんだ。細かいとこまで見ると面白いね。
S)あと、表示がそのままなやつ。これなんか「京都市消防局」って書いてあるのが見えるで〜(笑)

J)はるばる来たのね〜。
S)「資器材補給車」てなってるで。シリマン大学のキャンパスで見かけたやつや。工事か何かに使われてるらしい。
J)ふうん。話は戻るけど街へ買い物に出かけるとまだまだ古い日本車見るよ~!

↑黄緑色に塗装された日産マーチ
S)懐かしいなぁ~

↑ホンダオデッセイ(サイドウインカーが日本仕様の証)
S)ええなぁ~

S)これ昔欲しかったやつや!
そういえば、日本を出る前にウチも車売ってきたやんか。トヨタイプサム!あれもいずれは東南アジアに来るんかな?
J)イプサムはあったよ。

S)ああ、来てることは来てるねんな。でも、ウチのは紺色やったしボディーに純正ステッカーつけてたから違うってすぐわかるワ。
J)でもドゥマゲテで再会したら楽しいよね〜。子どもたちとあちこち行った思い出の車よね。
S)それとオレが結婚前から乗ってたホンダプレリュードもな!
J)日本の中古車に注目だわ。
S)そういうのんが売られてたらどうする?速攻買いやな。なんかロマンがあるわー
J)えー?それとこれは別よ。私は新車がいいわ。新車をディーラーで買うのよ。故障が心配だし、誰が乗ったかわからないのはねえ〜。
S)…まあそうやけどな。これまでの話の流れに乗ってくれへんなあ〜 あんた現実的やなあ〜
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