カサロロフォールズ②
- 2019/06/05
- 08:00
J)この前はカサロロフォールズ前編で、雨宿りしたところまでだったわね。 今日は雨が上がって出発するところからよ。
S)オッケー。ほな、行くで~。ここは急な階段もないし、わりと平坦な道になってるから歩きやすいなあ。
ところが、しばらく行くと岩場になる。
J)大きな岩がゴロゴロしてて、歩きづらいねえ。
S)ほんま歩きにくいわ~。
ガイド)あ、そっちじゃなくてこっちを歩くといいよ。
S)あ、こっちね。歩きやすいところを選ばなあかんな。学生の頃山登りしたんを思い出すワ。
運ちゃん)昔は道が続いてたんだけど、2002年の台風で破壊されて修理されていないんだヨ。
S)えー。それでかあ。ここらへんの岩もそのときに流されて来たんかなあ。
J)てことは、すごい威力の台風だったのね~。
雨で増水した川を数回にわたって渡る。
ガイドと運ちゃんが要所要所で手を引いてくれて助かった。
なにしろ流れは急だし、岩は滑りやすい。
S)ここはどないして通ったらいいんや?
ガイド)横にある綱を持ってその丸太の上を歩いて。
S)あ、オッケー。
J)わぁ~、丸太の一本橋まであるの?平均台みたい...すべりそう(>_<)、怖い~。
ガイド)じゃ、ここをまたぐように一度座ってからね。
運ちゃん)大丈夫、手つないであげるから...
J)ありがとう!

我々を渡してから丸太を渡るガイドと運ちゃん。
息子)あ、カニ!
J)あら、ほんと。岩陰に。
S)おー、サワガニがおるんやなあ。
そしてついに…
J)あ、見て、滝!
S)おー。見えて来た!感激や!
息子)ああ。ほんとだ!
ガイド)あれは75フィートあるんだよ。
S)おお。そんなに!
ちなみにウィキペディアには100フィートとある。どちらが正しいのかわからないが、何れにしても大きな滝だ。
特に、激しい雨の直後だったからか、水量が多かったように見えた。
一同、ひとしきり写真を撮ると、ガイドが呼ぶ。
ガイド)さあ、こっち行こう。
S)よっしゃ!
さらに岩場を超えていくと、滝の間近まで行ける。
バーがあり、その向こうが滝壺になっている。
S)このバーから先は行ったらあかんっていうことか。しかしこれはすごい迫力やなあ!!
間近で見ると違うワ~!!
S)あれ? J も 息子も来てへんやん。しゃあないな。オレだけで運ちゃんに写真撮ってもらうで。

あとで聞いた話だが、この滝壺で死んだ人が結構いるらしい。
死体があがってこない、という話も。。。怖!
S)さて、そろそろ戻ろか~?
J)そうねえ。ガイドさん、運ちゃんお願いします!
一同、再びさっき来た大きな岩や倒木がゴロゴロしている岩場を歩く。
運ちゃん)ほら、見て!あそこがもともとの展望台なんだよ。2002年の台風で遊歩道が壊れたままなのさ。
S)え、じゃあ本当はあそこまでだったんかいな?
運ちゃん)そう。
J)壊れたおかげで滝の直前まで行けるようになったわけ?
運ちゃん)そうだね。

見ると、行きは気づかなかった破壊された道が何箇所もあった。



再び岩場へ。
ガイドと運ちゃんの手を借りながら、流れの急な川を何度か渡り、ようやく階段までたどり着く。
S)ふう。やっと階段や。あとはここ登るだけやで!
J)上りは上りでキツそうだけどね~。
一同)はあはあ、はあはあ。
J)ガイドさん速いわねえ。
S)そうやなあ...ちょっと待ってくださいよお~!
一休みしては歩き出す、を繰り返す。
手すりを伝わりながらしばらく行くと…
ガイド)気をつけて!毛虫!触ると痒くなるよ!
S)うわ、ほんまや。手すりに毛虫や!1
みんな、気をつけや~。手すりに毛虫がおるで~!
J)え~、いや~ん。手すり握れないじゃん。
息子)おっとっと。
再び歩く。
J)速い速い、ガイドさんにちょっと待ってって言って!
S)ガイドさん、ちょっと待ってください!
息子)…。
(またかあ~。なんだかんだ親たちは休憩ばっかりだよなあ~。こっちはこっちで何か写真に撮るものでも探そうか)
すると息子、何かを見つける。
息子)あっ、トカゲ!!ちょっと待って、写真撮る!
S)おお、ちょうど休めてええわ。
(写真を撮ったけど気持ち悪いので割愛)
そして…
S)やった!あそこで階段終わりや!
J)あ、あそこ、猿?
S)えー?お~。写真撮ったるわ。

石に彫られた顔。
よく見ると…何だろう?
あとで考えると怖くなってきた...。
入場料を払った降り口はそこから目と鼻の先だった。
かくして雨の中の滝トリップはなんとか無事終了。
帰りはペディキャブも軽快!
その晩一同幸せな気分で熟睡したのは言うまでもない。
しかし、それから数日、特にSとJは激しい筋肉痛に悩まされるのであった…(お、し、ま、い!)