J)引越し業者ってこっちにないのかしらって、グーグルで検索してみたら、出てきたのがプロパンガス屋さんと同じ名前で「あれ?」って思ったわね。
S)そうや。いつもプロパンガス頼んでるのがMatiaoゆう店やったんやけど、引越しのほうにはMartin Matiao Transportって書いてあって関連会社らしかった。それがDumagueteの港の近くにあるらしいゆうことでグーグルマップ頼りに行ってみたらなんにもあらへんねん。
J)そうね。で、近所の人に聞いたら「それならここよ」って案内してくれたんだけど、あるはずのところに何もないのであの人も驚いてたね。
S)その人がそのあたりにいる人に聞いてくれたら、「シブランの方に引越しした」ってことがわかったんや。近所の人も知らへんうちに引越しっていうのもすごいけど、グーグルマップも更新遅れてるねんなあ。
J)それで、関連会社でもあるガス屋の事務所に行って引越し先の詳しい場所がわからないか聞いたのね。
S)そうや。そしたら大体の場所と電話番号教えてくれはったけど、電話より直に行って話した方が確実やろゆうことになって、そのままシブランまでバイク走らせてん。
J)そうそう、ドゥマゲテの街から空港を越えて、シブランの港に行くよりは手前の所、右手に見慣れたガス屋さんの看板があったから寄って聞いてみたら正解だったわ。そのすぐ脇に入口があったのよね。

S)入口が目立たへんかったけど、その奥に引越し関係の事務所があって、広い敷地に大型のトラックがぎょうさん停まってたな。
J)その事務所の人に私たちの大体の荷物の量を言って、見積もり出してもらったら、3、4人の人をつけてドゥマゲテのダロのアパートからバレンシアのアパートまでドアツードアで7,500ペソと言われたのよね。あと、段ボールの箱を10箱位用意してもらうことになったわ。
S)支払いは当日全て終わってからでOKやった。
段ボール箱はそのあと数日して届けてくれはったな。あとで足りへんことがわかってさらに10箱もらったけどすぐ無料で追加分持ってきてくれたで。引越しの日程も希望通りの3/31(日)で大丈夫やったな。対応がきちんとしてて安心できたワ。
J)その交渉をしたのが3/11だったわね。
その後はひたすら荷造りと不用品処分の毎日。段ボール箱は中古の物で合計で20箱もらったわけだけど、初めにもらった10箱は重量に耐えられそうな丈夫な箱だったわ。それでも箱はまだ足りなくて、スーパーに買い物に行ったついでに空いた箱を分けてもらえないか聞いてみたわね。
S)ハイパーマート(Hypermart)では断わられたけど、Save More(SM系のスーパー)はタダで分けてくれはった。カングス(Cang's)は、1回目はお金のことは何も言われへんで無料でもらえたけど、2回目に行ったら一箱5ペソて言われたな。それでも分けてくれるのはありがたかったで。もっとも、あとで人に聞いたらたいていのとこではそのくらい取られるらしかったけどな。
J)日本なら空き箱はふつうタダがあたりまえだけどね。
あと緩衝材はフィリピンに越して来るときの物を取っておいたからそれを使って、さらに日用品を置いている店に追加分を買いに行ったわ。
S)それにしても、引越しは結構やることが多くて大変やったなあ。
J)うん。荷物と人の移動はそのMatiaoに頼めたからよかったけど、それ以外にも、Wi-Fiの移設でしょ、プロパンガスの解約でしょ、配達してもらっているガロンボトルのお水やビールのこととか、新居の掃除、旧居の精算、他あちこちに住所変更の手続きとか... そのあたりはまた、次回ね。
S)そやな。思い出すだけで疲れるワ~。また次にしよ。