フィリピンの珍味
- 2019/03/02
- 08:00
J)フィリピンの珍味と言えばまず浮かぶのがバロットよね~。羽化する前のアヒルの卵を茹でて食べるらしいけど、さほど普通のゆで卵と変わらない物から、羽化する直前の物までいくつか種類があるらしいわ。私は無理、聞いただけで気持ち悪い~。(>_<)
S)そうかぁ。
オレはチャンスがあれば食べてみたい、思うてるで。
J)ひぇ~、。:;(∩´﹏`∩);:
羽があったり、クチバシがあったり...想像しただけで、ダメダメだわ~。
S)そやけど鶏肉も卵も食べとるんやから、食べられるちゃうかなぁ...
J)でも食べられた珍味もあったわよね。
S)おぉ、ひょんなことから見つけた珍味、「ギナムス」言うやつ。「発酵した魚」のことらしい。
J)私がココナッツの天然酵母パンを探している時に、その商品名を思い出せずにいて、発酵食品を探しているって話したら教えてくれたのよね。
S)そや、市場の中ウロウロしてやっと出会った発酵食品「ギナムス」魚売場にあったな。


J)ちょっと食べるのに勇気が必要だったけど、食べてみたらイカの塩辛みたいな味だったわね。
S)市場の人たちに聞いたら、ご飯にのっけるのもええけど、バナナと食べるのも美味いと言ってたで、やってみたら茹でた甘いバナナと意外にあって美味しかったわ。あとカラマンシー(酸味のある柑橘類)かけるとか言ってた。
J)意外と日本に似た食品ってのもあるよね。
S)そや、珍味って物ではないけどな、この前市場でウニ売ってたのも食べてみたよな。ビサヤ名は「サラワキ」言うらしい。
J)海から取って来たそのままで処理するのが大変そう、と思って私は敬遠していたけど、あなたがどうしても食べてみたいって言って買ったのよね。

J)暖かい海のウニってどうなの?生で食べてお腹痛くならない?ってちょっと心配だったわ。
S)今の日本の近海よりは安全ちゃう?
J)まあ、そうかもだけど。で、どうだったのウニをさばくのは。
S)ウニの下処理は初めてやったけど、へえ~こうなってるんかいな、って感じで面白かったで~。
まず口の部分からキッチンバサミで切りこみ入れて口を取るねん。で、さらにハサミ入れてから割って、赤黒い部分が臓物やから取って3%の塩水で洗ったら身があるわけや。
それをスプーンですくい取るねん。
J)2つで500gあって、50ペソ(約106円)。でも中の食べれる部分はほんの少しだったのでしょう?

S)そや、苦労した割に食べられるとこは少しやったなぁ。
割ってみたら空間が大半でな。で、身より臓物の方が多かったんや。しかもや、二つのうちの一つは身からちょっと白いもんが出てるとこがあってな。調べたら、それは受精してるってことで、食べられるけど苦いらしいってことで、そこは捨てた。そやからますます身が少なくなってしもたわけや。

J)前に北海道の利尻島で食べたときは身がたっぷりだったけど、種類が違うのかな。
S)かもな。それか、単に暑くて身が痩せてるってことかいな。こっちの牛みたいに。
J)でも確かにウニだったよね。
S)そやろ?
J)うん。
S)わさび醤油で食べたらうまかったやろ?
J)うんうん...(^◇^;)
S)ヨッシャ!これからも未知なる食べ物に挑戦するで~。